2015年8月8日に行われるopencampusにむけてbluetooth Low Energy(BLE)機器を使って研究室のURLをappleのiBeaconに乗せて送出すことを蟹江研究室の出し物としようとしていた。iPhoneだけではなくandroidでもibeaconが受信できるようにするアプリ開発を目論んでいた。
その矢先の7月14日にgoogleからeddystoneと呼ばれるもっと進んだサービスが発表された。このサービスを使うと、iPhoneだけではなくandroidでもbluetooth信号の検出をonにしていれば、eddystone機器からのbeacon信号に含まれるホームページのURLを画面に表示できる。さらに、googleがiPhone用につくったchromeや昨年発表したphysicalwebというアプリをdownloadすれば、表示されたURLをクリックするだけでそのHPがbrowseできる完成度の高いものだ。physicalwebはgoogle playとappl storeにある(なぜかchromeよりは本気度が低い。一説によるとphysicalwebの商標登録ができてなかったのでやる気がなくなったらしい)。
このサービスは研究室で開発しようとしていたアプリよりずっと進んだ機能をもっており、一番の懸念事項であった自前のapplではdownloadするときに感じる躊躇、胡散臭さがない。そこで方針を変更(開発工数が多く間に合わなかったのだが)してopencampus当日までにBLE端末からiBeaconではなくeddystoneのbeacon信号を送信して学科の研究室のHPのURLを送信することにした。BLEの信号は届く範囲が狭いので学科のフロアの廊下を歩いてその研究室の入り口に近づくとbeacon信号に乗せたURLがスマフォの画面に表示される。またopencampusに来た高校生にはBLE機器の開発プログラムを使って自分の学校のURLをBLE機器に登録してもらい、送出されるbeacon信号をスマフォで受信して高校のHPを表示できるというeddystoneサービスの有用性を体験してもらった。随分と興味をもってもらえた。
androidとiPhoneでeddystone端末からURLを受信しサイトを閲覧する方法
beacon信号で送信できるURLの文字数は短いので短縮URLに変換するサービスを利用している。たとえばgoogleのサービスはここ https://goo.gl/
まとめBluetooth 4.0+LE開発キットをつかってBLE端末のプログラムを書き直す方法と参考にした江口氏のqiitaの記事
- Bluetoothペリフェラル HRM1017 BLEモジュールピッチ変換基板(購入先Switch science ,千石電商)
開発ダウンロードケーブル TSUBOLink-II(HRM1017用) (購入先Switch science)
eddystone化の参考サイト mbed HRM1017 をつかって、Eddystone対応のビーコンを作ってみる
HRM1017開発用プログラムの書き直し方法。これのURLの部分を書き直してつかう。蟹江研で行ったHRM1017用プログラムの変更箇所
- Bluetoothペリフェラル FRISKケースに入るBL600基板 REBL600FR(購入先 Running Electronics)
ダウンロードケーブル FTDI USBシリアル変換ケーブル(3.3V用に注意) (購入先 秋月電子通商)配線ブレッドボード用ジャンパーコード(オス-メス) (TXD RXD GNDの3本、秋月の説明図をみてcrossさせること)
eddystone化の参考サイト BLEモジュールの BL600 を使って、 Eddystone 対応のビーコンを作ってみる
蟹江研で行ったプログラムの書き直し方法
- 開発キットBluegiga DKBLE Bluetooth 4.0 (BLE) BLE112 BLE113 開発キット (購入先 東京デバイセズ)
eddystone化のためプログラムソースのURLの部分を16進数で書き直して使う。
蟹江研で行ったbluegiga BLE112用プログラムの変更方法
- 学生実験で使っているraspberry pi 2をeddystone端末機器にしてみた。蟹江研において行ったRP2のプログラムの変更
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